金賞 「浅葱色の花にくらす」
撮影者:岸かおり さま |
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【 上出俊作 審査員コメント 】
「作品を見た瞬間、クジャクケヤリの鮮やかかつ自然な色が目を惹きました。
そこで暮らすこの小さな生き物は何だろう?と写真をよく見ているうちに、結局またクジャクケヤリの美しさを再確認させられてしまうのが、この作品の上手いところのように感じます。そういう意味で、ワレカラもクジャクケヤリもどちらも主役で、お互いが作品の魅力を高め合っていのでしょう。主役を右端に配置し、左端のスペースをあえて黒く潰したことで、適度な緊張感が演出されていますね。その緊張感が、ワレカラの生きることへの必死さや切迫感を強調しているようです。ピント合わせやライティング、構図づくりなどの細かい技術が安定しているからこそ、この極小の世界の物語が作品に乗せられたのだと思います。」
【 関戸紀倫審査員コメント 】
「最初はケヤリだけかと思ってたけれど、タイトルを良く見て見ると、生き物がいるではないでしょうか!写真をズームして見るとしっかりと目にピントが来ていて、技術的にもセンス的にも素晴らしい作品だと思います。ケヤリは僕も大好きな海藻で、スヌートという難しいライティングを使ってワレカラを見事に撮影できていてまさに渾身の一枚にふさわしい作品だと思いました。金賞、おめでとうございます!」
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【 景品 】
FIX Premium 1500DX SWRⅡ FS (フィッシュアイ)
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【 撮影者コメント 】
大好きなワレカラと美しいクジャクケヤリ、この組み合わせの写真で受賞できてとても嬉しいです。お世話になった伊豆大島イエローダイブの古山さん!繊細に気を配りつつもとことんまで好きに撮影させてくださり、誠にありがとうございました。また、審査員おふたりからコメントをいただけた事、大変光栄です。これからもダイビングを楽しみながら素直な感動にシャッターを切れるようにがんばります。
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銀賞 「魚のカーテン」
撮影者:原口太一 さま |
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【 上出俊作 審査員コメント 】
「イワシの大群に突っ込んで大迫力で切り取ったのではなく、少し引いて静かに群れを眺めているような作者の視点に、この作品の魅力が詰まっているように感じました。ストロボを使用せず自然光だけで撮影しているので、画面の中に明暗の差が生まれず単調になってもおかしくないケースですが、逆に構図の美しさが際立ち強い作品になっています。
砂地に点在する岩、柱のような地形、群れの向きと陰影、そしてダイバーと泡。全てのバランスが三次元で計算されているようです。鑑賞者は画面を隅々まで見ているうちに作品世界に引き込まれ、あたかも自分がイワシの群れに囲まれているような気分になるのではないでしょうか。」
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【 景品 】
往復高速ジェット船ペア乗船券 (東海汽船)
ドライタオル (Bism)
ポロシャツ (マリンクリエイティブ)
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【 撮影者コメント 】
この度は私の写真を選んでいただき誠にありがとうございます。審査員様からのコメントも非常に嬉しく読ませていただきました。大島のイワシを見に来たのは初めてだったのですが、毎ダイブ大迫力の光景で圧倒されていました。来年はイワシと共にクロマグロを写真に収めたいです!!
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銅賞 「スターダスト」
撮影者:吉田佳世 さま |
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【 関戸紀倫 審査員コメント 】
「なんとも美しい色彩!と、すぐに目についた作品です。
普段は素通りされがちなウスバワツナギソウですが、クローズアップでみて見ると本当に美しい色をしていますよね!それを見事な構図、距離感、バランスで撮影されています。また良くみて見ると海藻の揺れをうまく利用した、スローシャッターを使った撮影もかなりこだわっていると思いました。浅場などのコンディションでは時にはウネリの影響もあり、身体も安定しないような場面もあったと思います。技術的にも素晴らしい作品だと思います!」
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【 景品 】
人気のフードビーニー (モビーズ)
タオル (日本アクアラング)
マリンクリエイティブグッズ (マリンクリエイティブ)
PADIグッズ (PADI)
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【 撮影者コメント 】
伊豆大島で初めて出会ったウスバワツナギソウ。遠くからでも目を引く鮮やかな色彩の海藻。水中写真ですが、水中とは思えないアート感が出せないかなぁと思い、初めての試みでしたがスローシャッターに挑戦してみました。入賞させていただき光栄です。これからも楽しみながら色々な撮影方法にチャレンジしていきたいです。
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金賞 「岩の面々」
撮影者:小倉直子 さま |
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【 上出俊作 審査員コメント 】
どんな海にもあるけれども、それだけではほとんど誰にも注目されることのない「岩」。
そんな岩が多種多様な生命を育くみ、さらには岩自体が魅力的な被写体であるということに気づかされました。
岩が3枚の写真を強く結びつけつつ、写っている被写体はそれぞれ全然違った魅力を持っていて、
さらに、「きっとこれだけじゃないよな」という気持ちにもさせてくれます。鑑賞者が想像する
余白を残した、奥行きのある作品です。
ライティングや色の調整によって3枚のトーンが統一されているので、作品世界にスッと入ってい
けるのもいいですね。
珍しくはないけれど新たな視点を提供してくれているという意味で、優れたアート作品だと感じました。
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【 景品 】
ダイブコンピューター i300C (日本アクアラング)
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【 撮影者コメント 】
この度は選出いただきありがとうございます。伊豆大島の海は、いつもの景色の中にも魅力的な瞬間を感じやすい、素敵な海と思います。関係者の方々やご案内頂いたガイドさまに感謝いたします。
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銀賞 「主演・助演・端役」
撮影者:長尾彩乃 さま |
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【 上出俊作 審査員コメント 】
遊び心があるテーマ設定ですね。
タイトルを見た瞬間に舞台や映画が想起され、自然とその設定を想像しながら写真を見てしまいました。
誰か主演で、誰が助演、端役なのだろう、と。人によっては作者の意図とは違った当てはめ方をするでしょうし、それがこの作品の面白さだと思います。テーマには遊び心を感じますが、一枚一枚の写真を見るとピントもシャープで、技術的な安定感があるからこそ楽しく見ていられるのでしょう。
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【 景品 】
アクティブシェルジャケット (ワールドダイブ)
ドライタオル (ビーイズム)
特産品椿グッズ (大島観光協会)
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【 撮影者コメント 】
実は単体での現像は全然違う雰囲気にしていた写真たち。今回は組み写真ということでトーンを揃えて現像しなおしました。タイトルをどうしようかと悩みに悩み抜いた作品でしたので、そんな作品で入選することができ、非常に嬉しく思ってあります。選んでいただきありがとうございました!
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銅賞 「小人の遊び」
撮影者:黒沼慎 さま |
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【 上出俊作 審査員コメント 】
海藻と、その上で暮らすドロノミでしょうか。普段は誰にも気を留められない生き物たちにスポットを当てた点に、作者自身の視点を感じます。わずか0.数ミリの目にピントを合わせきったことで生き物としての強さ・美しさが伝わってきますし、肉眼では見えない世界を見せてくれているという意味で、水中マクロ撮影の魅力が詰まった作品だと思いました。彼らはただ生きているだけなのでしょうが、「遊び」というタイトルをつけることで本当に遊んでいるように見えるのが不思議ですね。
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【 景品 】
ステンレスボトル (RGBlue)
タオル(日本アクアラング)
マリンクリエイティブグッズ
PADIグッズ
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【 撮影者コメント 】
この時のダイビングでは、普段では気がつかないような小さな生物の数の多さに驚きました。その生き物たちが海藻の周りで各々自由に遊んでいるように見えたので、組写真として表現させていただきました。そんな作品で入賞でき大変嬉しく思います。本作品を選んでいただきありがとうございました。
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金賞 「Passion」
撮影者:中村聡 さま |
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【 関戸紀倫 審査員コメント 】
「今では誰も手軽に動画が撮影できるようになりましたが、やはり最終的に編集して仕上げてほしい!そんな中、選曲、編集センス、気持ちよく見れる作品でした。また手ブレもなく、ダイビングスキルも問われるのが動画で上級者並のカメラテクニックには驚きました。見ていてワクワクする様なとても素敵な作品です!また、近年はやりの縦動画での応募も斬新で素敵だと思いました!金賞おめでとうございます!」
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【 景品 】
水中ライトAL-1300NP色:CAMO BROWN (ZERO)
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【 撮影者コメント 】
この度は、選んで頂き誠にありがとうございます。伊豆大島は全ポイント好きなのですが、今回の作品は、素材をホームのトウシキと王の浜に絞り、南部・中部に対する自分の情熱(passion)をテーマにまとめました。
編集する上で写真との一番の違いはBGM・選曲だと思っており、普段からこだわっているため、そこを評価いただきとても嬉しく思います。
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銀賞 「伊豆大島で紡ぐ命」
撮影者:西村順 さま |
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【 関戸紀倫 審査員コメント 】
「写真と動画をうまく組み合わせた、ストーリーが見られる素敵な作品です!
潜る前からしっかりと動画の構成がイメージできていないと作れない作品だと思います。その熱意がとても伝わってくる素敵な作品!また、編集の仕方や、紹介してくれている被写体も幅広い方に見ていただけるそんな素敵な生き物の生命を描いた素晴らしい作品でもあります。」
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【 景品 】
Stream Trail 防水バッグ BLOW (村上商事)
レギュレーター用バッグ シェルレギュレータ (マレス)
ドライタオル (Bism)
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【 撮影者コメント 】
多種多様な生物を観察でき伊豆大島では、日中から夕方、真夜中までたくさんの命のドラマを観察することができます。動画をご覧いただいた皆さまにそんなドラマが少しでも伝われば嬉しいです。
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銅賞 「被写体いっぱい」
撮影者:黒沼慎 さま |
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【 関戸紀倫 審査員コメント 】
「最初の入りの、エントリーのエフェクトにはとても驚きました!
編集のセンスも抜群でかなりこだわって編集をされたのがすごくわかります!
動画は撮るのも大変だけど、何より編集が大変なので動画をやる人にはわかる大変さが伝わってきました!写真と動画をうまく組み合わせてカッコよく仕上がっており、とても楽しく動画を見させていただきました!」
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【 景品 】
バイオネックシール&バイオリストシール (日本潜水機apollo)
タオル (日本アクアラング)
マリンクリエイティブグッズ (マリンクリエイティブ)
PADIグッズ (PADI)
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【 撮影者コメント 】
マクロからワイドまで被写体が多く迷ってしまうような楽しい海がある伊豆大島。そのような海を動画で表現したいと思いこのような作品にしました。そんな作品で入賞でき大変嬉しく思います。本作品を選んでいただきありがとうございました。
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